千葉外房 〝内浦山県民の森〟 林道の周回コースと周辺ルート #地元民ライド


こんにちば。
地元は千葉県の外房地域です。

千葉県 -大多喜〜勝浦〜鴨川にまたがる内浦山にある自然公園、「内浦山県民の森」
交通量が少なく走りやすいのはもちろんのこと、景観の良さや走りごたえのあるルートも有しており、外房というと海沿いがフォーカスされることが多いですが、この内浦山周辺も外房に来た際には満喫してもらいたいスポットです。

内房の代表格 鹿野山 と対をなすのが 外房-清澄山 です。その清澄山系に属する内浦山。
今回は内浦山周回ルートと周辺のスポットを現地よりお伝えいたします。

 

#地元民ライドとは
地元の住民がライドに適した道を一番知っている、という考えから、各々走りやすいルートを紹介しよう、という勝手に思いついた趣旨のもと独断で紹介するコンテンツです

内浦山県民の森の入り口表札の写真。

 

内浦山県民の森へのアクセス ─ Start:大多喜町

電車でアクセスするならJR外房線の安房小湊駅が最寄り駅ですが、特急電車やBBBaseが止まる勝浦、鴨川駅から走るくらいがちょうど良いです。
自分は地元民なので、大多喜町経由で向かうのが定番ルート。

大多喜町中心部には、スーパーやドラッグストアや100均の店舗が集まっているショッピングプラザがあります。ここはバスターミナルも兼ねていて、東京駅や羽田空港の高速バスの発着場になっています。高速バスを利用して輪行して来るのもひとつの手段です。(ただバス運営会社が公式で持ち込みOKをアナウンスしているわけではないです。保証なし前提で載せてもらえます。)

高速バスに自転車を載せたときの写真。

またショッピングモールにはでかい駐車場が併設されているので、車で来てココに止めるのも良いと思います。嵐の湯 という岩盤浴施設もあるのでライド後もさっぱりして帰れます。(シャワーはあるけど浴槽はない)

今回のコースだと途中コンビニがなくて(ゴール先の海沿いにあるくらい)、補給食などはここのスーパーや交差点のセブンイレブンで調達しましょう。

 

ライドスタート。

まずは、いすみ鉄道の 上総中野駅 を目指します。
上総中野に向かうには 平坦ルート(遠回り) と 上りルート(短い) があります。

左側が上りルート(帰り)、右側が平坦基調ルート(行き)

平坦ルートは山をぐるっと迂回。いすみ鉄道と併走する区間や夷隅川沿いの道は視界が開けてて自然を感じられる。
上りルートは山の中を突っ切る 2.5kmくらいの上り基調。大多喜町のランドマーク、大多喜城の脇を通るので時間があったら見物するのも良かれと候。

上総中野 〜 会所

このセクションも往路と復路で別々のルートを通るプランです。往路は県道177号をゆきます。

県道177号。この道は車の交通量が少なく路面状態がグッド。適度のうねり具合が走ってて心地好さを誘発します。自分の中で KOM (キングオブ地元道)として有力候補です。

県道177号の景観。

2018年7月 再舗装されていた177号の区間。ここで一句、「楽しもう 僕らの税金 元を取れ」

177号を5kmほど走って、右側の坂道に突入。上った先にトンネルを2つくぐり抜けますが、このトンネルが暗くて怖い。ライトはあったほうが良いです。

そして、大多喜町-会所かいしょ 地区に入ります。ここの森林はほかの森と生えている樹木が違うのか、これまでとは違う景色を感じさせます。

余談ですが、この場所は有村架純出演の 夏美のホタル ロケ地 となっており、近隣のお店などにポスターが張ってあります。紹介されてるようなキレイな清流は走ってるだけだと見えないけど。

内浦山県民の森 ─ 周回コース

周回コース起点に到着。

反時計回りに走れば、ダウンヒルメイン、
時計回りをすれば ヒルクライムメイン の周回コースになります。

最初は 反時計回りコース の方が良いと思います。6〜7月の時期は紫陽花スポットのため交通規制になり、反時計回り優先の一方通行イッツーになります。

1周 約14km。交通量少なく程よく景観が変化する。

 

大多喜-会所の展示林の風景

周回コースの起点、トンネル方向には進まず右に進むと見えてくる筒森見本林。50科154種類の樹木が展示されている一画。爽やかな空間を演出。

 


そば打ち体験&手打ちそばを提供してる「もみの木庵」

もみの木庵はこの周辺唯一のお食事処。土日祝限定営業。

メニューはそばメイン。
周辺で蕎麦を育て、9-10月頃に収穫して11月頃に新そばとして提供している。なんでも茨城県-常陸ひたち秋そば系の品種を使用しているとのこと。

平成13年まで老川小学校の分校だった建物を利用。同年から地元の方が協力してそば屋さんとして営業している。食べごたえある肉系が欲しいので度々リクエストするけどいつか増えるのだろうか。

林道景観


内浦山の林道の区間。杉の並木景観

車1台分が通れるくらいの幅の林道。
ウネウネする道、緑が間近に迫る景観と静けさ、日常の時間の流れから隔離されてる感がある区間。

 

麻綿原高原 あじさいスポット 天拝園

麻綿原まめんばら 高原は千葉県で唯一 “高原” の名称を持つ地域(たぶん) 実際は高原のイメージには遠く及ばず、どちらかというとオウム真理教の影響で、何やら不穏な印象を受けてしまいます。(No,more サティアン)

この周回コースの頂上ポイントが 天拝園てんばいえん と呼ばれています。妙法生寺みょうほうしょうじ or アジサイ寺 とも呼ばれ、紫陽花の時期は賑やかになります。

麻綿原高原の紫陽花、頂上からの眺望。標高が高いため一般的な紫陽花シーズンより遅い。7月上旬〜中旬が見頃時期。

麻綿原高原の紫陽花の風景妙法生寺の全望。頂上に見える建物を六角堂(天拝壇)という。

昭和26年よりお寺の住職が紫陽花を植え始めて境内には2万株・20万本の紫陽花が育つという。

とある日の麻綿原ライド、老川方面にある商店のおっちゃんと立ち話で紫陽花のことを聞いた。

昭和50年ごろ、当時はNHKなどが紫陽花の開花具合を中継することも恒例行事だったそうだ。その頃は狭く曲がりくねった道に観光客が大勢押し寄せて渋滞風景も毎度のことだったらしい。そんなイケイケのアジサイ寺のイメージダウンをしたのが「山ビル」高確率でヒルにやられる観光客→もう来たくない のスパイラル。そして麻綿原より都心に近い、長南町の紫陽花屋敷や鎌倉地域の勢力拡大。そんなこんなで昔より見物客は減っているらしい。

おっちゃんが言うには、「紫陽花なんて株から切って植えておけば3年くらいで大きくなるし手入れも難しく無いしな、名物たってどこでもできらぁ」と、うん・・・ まぁ・・・。

SNS上では 絶景!最高!など褒めちぎる言葉が散見されるけど、期待しないで訪れたら思わぬ収穫だった、くらいに留めておくがの丁度良いかも。でも開花シーズンはライドが楽しみ。

紫陽花が一面咲き広がるこの景色を 麻綿原まめんばらブルー” って表現していたのを目にしてた。仁淀によどブルー や 積丹しゃこたんブルーと肩を並べるほどでもないけど、口に出して言ってみたいキャッチーなフレーズだと思った。

林道-奥谷線ダウンヒル  管理センター&宿泊施設

あじさいスポットの天拝園からは海方面に向かってのダウンヒル。

木々の隙間から海が見える。

下り距離は約5km。最初の1〜2kmは比較的イージー。
途中の3〜4km区間はテクニカル&デンジャー。コーナーのテンポも早くなり、所々に排水用の溝があるのでこれがキラースポット。さらに雨風の強かった後は落ち葉や落石もあるので、攻めすぎずセーブして下ろう。途中のちょっとしたストレート、スピードが出やすい所に、初見殺しのグレーチングがあり転倒ポイントになっている。終盤にせきが見えてきたらダウンヒル区間終了。

車の往来は少ないけど、見通しの悪いカーブの連続なので、登ってくるハイカーや車にはご注意ください。

ダウンヒルって 速く下れる奴=カッコいい って刷り込みが男子にはある。
でも周囲の通行者や住人からしたら危なくて怖いし、コケたら怪我するし、自転車はダメージ受けるし、ウェアは破れるし、そんなボロボロで帰ったら家族からの顰蹙ひんしゅくは買うし、休み明けの仕事も辛い。

誰にも評価されない行為だって頭で考えれば瞭然なんだけど、オレびびってねーし弱腰ペダルお呼びじゃない、とイキった末に、虚勢チーププライド と踊っちダンスまう。この刷り込みは改めたいですね。

 

広場と管理事務所2017年のツール・ド・ちばではエイド休憩場所になっていた。

開けた場所に出たら下り終了。
広場と管理事務所、宿泊施設や駐車場、自販機やトイレなどもあるので一息つくのにちょうどよい。食料などは売ってないです。

内浦山県民の森周回コースは、車の交通量がとても少ない。
夜の時間帯はゲートが閉じられてしまうので車は通れず、またどこかへ抜けるにしても、道幅は狭く曲がりくねっていて対してショートカットにもならないので地元の人は通るのを避ける傾向にある。車で通り抜けるのは、GoogleMapの無謀なルート案内で他所から来る人くらいだろう。たぶん。

ちなみに ファンライド のWebコンテンツで、いろんなメーカーの各モデルのインプレしてる特集があり、そのテストライドはこの内浦山県民の森で行われた。以前、TIMEキャンプ というイベントで菊地武洋さんと会う機会があり、ご本人も内浦山は走りやすくインプレに利用していると話されていた。

 

 

勝浦ダム 〜 粟又の滝 〜大多喜城 ─ Finish:大多喜町

管理事務所(総合センター) を過ぎたらすぐ左に曲がって坂を上り周回コース起点に戻る。
約1.5kmの上り。勝浦ダムを通って、粟又の滝に向かう。

坂を上ってダム入り口部分。若干道が悪い。

勝浦ダム。

粟又の滝の遠目ショット麻綿原高原を起点として始まる養老川の流れ「養老渓谷」粟又の滝は長さ100Mで県内最長。

粟又の滝はよくニュースなので映ることが多いので知名度が高いスポット。暑いシーズンは活気があり、水際は崖の下なのであまり近寄れないけど、通過するだけでも涼しげな気分を味わえる。

このあとは大多喜町に戻るルートになります。大多喜城の近くを通るので気になる方はお立ち寄りどうぞ。

大多喜城。天守閣までは行くには自転車降りて500Mくらい歩くけど。

周辺 オプショナル コース

麻綿原高原を頂点とした3つのルートと、近くの清澄寺に向かう県道81号ヒルクライムを紹介。

 

 

内浦山 林道 奥谷線


安房小湊から上っていくメジャーなルート。上り距離は約10km。
10kmも上れるのは千葉県内では珍しい。距離は長いけど鹿野山の上りと比べたら体感的にしんどくない。安房小湊にはセブンイレブンとローソンがあるので補給するならココ。

 

内浦山 林道 天津線

安房天津あまつ方面、天津神明宮の脇から上る約7kmのルート。
こちらもスタート地点近くにファミマがある。GoogleMapで見ると道が途中で切れてるけど、舗装されてる道路が続いているのでご心配なく。

 

内浦山 林道 老津線

老川方面から上る約9kmのルート。このルートの特徴はクネクネしてること。千葉県の道路は全制覇してないけど、細かいカーブ数なら県内上位に入ると思う。道幅は車一台分、脇は急斜面の崖なので、もし車で通ることになれば涙目になる。

清澄寺 清澄養老ライン 県道81号

通称、清澄山ヒルクライム。道幅広く走りやすい。
県道沿いに進み、終盤に右に曲がって清澄寺までさらに上る。日陰ポイントが少ないので、夏場は太陽光直撃で厳しさが増す。清澄寺から先の81号線は小櫃おびつ川と併走し、プチせせらぎ下りを味わえる。

 

清澄寺の境内の風景清澄寺 広い境内。

鴨川の仏舎利塔と百合の群生。7月仏舎利塔。この周辺は百合の名所として育生が盛ん。見頃は6月。この写真は7月。
枯れた後の百合は焼き尽くされたみたいでディストピア感醸し出す。

清澄寺の大杉ろ自転車清澄の大スギ。樹高は約45M、幹回りは約15M。千葉県最大で国内でも4〜5位くらいの杉の巨木。

清澄寺 は836年とか1253年とか元清澄とか何をもって始まりなのか調べるのが面倒なので、まぁ歴史あり財力ありの由緒正しいムードを感じさせるお寺です。境内にある 清澄の大スギ は見応えある巨木。父から聞いた話だと、近隣一帯の森の中にも同じくらいの巨木が自生していたと話していた。けどたまに盛るので半信半疑。でもロマンを感じる話。

人は樹齢1000年〜以上とか、国内1位とか、参拝客◯万人などで、あゝすごいんだなって感じるんだろうけど、そういうデータで評価するならアメリカ・ヨセミテ公園にある ジャイアント・セコイア は、樹高80M、幹周り30M、樹齢2000年〜 となっておりまして、データとか指標で比べて感銘を受けるのは野暮なこと。

そう思って、心を澄ませると巨木が語りかけてくるようだ──

「もっともっと特別なOnly One! It’s Only ロケンロー シェケナベイベー!!」(なぜか内田裕也調)

車という便利で快適なものが気軽に使える時代、
効率が良いのか悪いのかよくわからない身体を酷使する自転車に乗ってる身としては、別の観点から物事を捉える試みをしていきたい。

 

動物に会える 多様な生物群

内浦山に生息する豊かな動物たちをご紹介。

内浦山の生息動植物の看板

牛の集団がこちらを見ている鹿野山のマザー牧場に行かなくても牛さんに会える。

会所の看板に金属のリスリス 。所々にいる。写真は金属製。

ヒメボタルの点滅ヒメボタル。1回だけ撮影に行ってかろうじて撮れた写真。スマホはまず無理。

ヒメボタルはフラッシュピッチで点滅する蛍。
自転車に取り付ける点滅ライトがいっぱいいるような光景。写真映えに持って来いだけど実際には忙しなく点滅するので情緒とかはあまりない。

千葉県だと内浦山しか生息しておらず、光り出す時間帯は24時〜、ピークはシーズンの2〜3日だけ。観測するには根気を要する。さらに内浦山の狭い範囲でしか集合して光ってないので撮影ロケとしては微妙。秩父や広島など情報がある方に行かれたほうが確実。

ヤマビル。
自転車に乗って走ってる分にはやられたことはない。ブログ用の写真を撮るため林道脇の茂みに2〜3分入って その後気づいたら足首に2cmくらいのヤマビルがいた。噛まれても毒性があるわけではなく痒くなるだけなのでそこまで心配することはない。

サルはけっこう目撃する。シカは夜に遭遇した。鴨川だと車でシカと衝突することケースがたまにある。ボディはけっこう凹み、保険適用外なので涙目だ。

子猫との遭遇

野良の子猫。道路で迷子。じっとこちらを見ている。ネコにゃんに遭遇。だいじょぶ、怖がらないで。岩合光昭だよ。

野良の子猫。驚いた表情で見てる。この表情、怪しいおっさんに怯える幼女じゃん。我に返る。おれは 岩合光昭 じゃなかった・・・。(あたりめーだ)

とある日の内浦山ライド。道中で子猫と遭遇であってしまった。
BS-NHKでオンエアしている 世界ネコ歩き のいち視聴者として、これは 岩合光昭いわごうみつあき ばりにネコにゃんと触れ合う機会チャンス! 色めき立ってアプローチを試みた。

ほら、岩合さんと同じSonyのNEXだよ〜、視聴者が愛らしい仕草求めてるよ〜(岩合さんが撮影に用いてるカメラ機材はNEX-FS700といわれてる)

「お前、岩合さんじゃないにゃん。弱小ブロガー風情が調子乗るにゃ。あと岩合さんは静止画スティル撮影は オリンパス だにゃ」

やはり野生動物の本能というか、人の本性を見抜く能力に長けてるというか、私と子猫との間でそんなやりとり一方的なが行われて、敢えなく引き下がる。このあと上りだったけどなんかペダルがいつも以上に重かった・・・。

ちなみに、岩合さんの撮影は2018年より4Kで撮影されているとのこと。ふわっとした毛先を表現できる解像度が見所と紹介していた。

 

この地球上にはNNN(ねこねこネットワーク)という組織が暗躍しており、活動レポートがひっそりとネット上に散見される。

自分も下記の事案を読んでちょっと憧れていたので、おっ!自分にもNNNのねこの手がついにきたか!と期待したわけだが、警戒されてたしブシャーってやられたし、それにほら、県の管轄にある園内の動植物って勝手に持ち出しちゃダメでしょ・・・。

親猫は見当たらなくて心配だったけど、何事もなく暮らしていてくれと切に願う。

 

宿泊施設 安い

県民の森というように、県運営の施設なので、利用料金がリーズナブル。

内浦山県民の森のキャンプや宿泊料金の看板部屋が広いので、宿泊人数が少ないと広さを持て余して寂しいらしい。

 

►►コースInformation

▼ RIDE with GPS
※RwGはトンネル箇所の標高がおかしくなってしまう仕様です。

▼ Google マイマップ

 

内浦山の林道、路肩決壊して通行止め

※2018年10月、管理センターから勝浦ダムに抜ける林道にて路肩決壊のため通行難。

内浦山の林道、台風で路肩決壊してまた通行止め

※2019年10月 修復した箇所が台風豪雨の被害で再度決壊。この箇所ウィークポイントみたい。

 


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