初めてのカーボンホイールの購入。
マイノリティー寄りなブランド Rolf PRIMA の 〝Ares3〟 をチョイスした。
購入から使用感などを紹介。まずは購入編。
INDEX
購入店 ─ 東京・神田 U2Bikes
首都圏で Rolf を扱っている自転車ショップは少ない。
販売店については、日本代理店の JSKサイクリングフォース に記載されている。
神田明神の近く U2BIKES (旧ラモーンバイク)
ラモーンバイク時代にもRolfホイールの購入を検討していたけど、イマイチ踏ん切りがつかず時が経ち、2021年の夏頃に思い立って電話連絡すると、近々値上げすると教えてもらった。
リムブレーキ用のホイールは、今後ラインナップが縮小されるだろうし、かと言ってディスクへ鞍替えする資金はないし、今のタイミングがラストかなと思い、ホイールの注文に至った。
なぜ Rolf にしたのか
ざっくりいうと、見た目8:性能の裏付け2。
カーボンホイールで試走できた機会はとても少ない。
試乗会などで、メーカー試乗車にセットされているものなら何回も乗っているが、自分のフレームにホイールだけ付け替えて試乗できた経験は3回くらいだ。
カーボンホイールは、お高い買い物。
やはり事前に確かめてから、購入したい。
Rolfホイールを試乗できるショップを探したが、販売店に問い合わせても基本的に置いてないことが多い。(だいたいアルミモデルの Vigor があるくらい)
U2Bikesでも「Vigorの試乗ホイールならあるよ。これならRolfの乗り味がわかる」と言われて試乗してみた。
結果、ホイールの性能はよくわからず、感覚的には納得していなかったけど、見た目が良くなるし、重量も軽くなる、品質も高そう(だから値段も高い)からいいモノだ、と理屈で感覚を説得。物欲に飲み込まれた。
「初めてのカーボンホイールなので期待値、高くし過ぎちゃって、でもこんなものですかね?」とショップの方に尋ねると、
「期待値を高くし過ぎちゃうのはホイールメーカーの人が一番懸念する部分ですね」と教えてもらった。
フレームを引き合いに出すと、TIMEが「魔法の絨毯」と褒められる傾向にあるけど、未だに半信半疑だ。自分は下調べもせずにロードバイク1台目がTIMEだったので、後からTIME絶賛レビューに触れて、「いいモノらしいけど、明確にわからん」と思っていた。
ホイールに関しても、エントリーホイールを鉄下駄とこき下ろして、カーボンホイール至上主義と讃え過ぎな風潮に自分も当てられているのかもしれない。
個人ブログなどで見る「うひょ~、バカッ速いホイールです」(ドヤァ) は所詮幻想に過ぎないのだと言い聞かせるand自分の貧脚&鈍感センサーは棚の上へ。
リムハイトの違い
リムハイトの違い。選択肢はこの2択になることが多い。via.JSK
Rolfカーボンホイールのラインナップで代表格の Ares シリーズ。
リムハイトをどちらを買うか2択になることが多い。見た目優先&平坦巡航の42mmハイト。ヒルクライムで有利な32mmハイト。
この部分については、自分の中で答えが出ていた。42mmハイトだと剛性が高く、扱える脚力も足りなそうと想定。ショップの意見や購入者の傾向を聞くと「32mmの方が多く出てるし、42mmの剛性はJプロの脚力でも扱える選手は限られる」とのことで32mmハイトに決定。
交換パーツとかワランティ
Rolfの特徴になっているペアスポークシステム。一見独特なシステムなので専用パーツなのかと思っていたけど、汎用品のスポークを使っている。
これは専用パーツを使うと故障したときにパーツ入手が困難になりユーザーのユーティリティが悪いので、なるべく汎用パーツでプロダクトをつくる、といった考えに基づいているらしい。
またアメリカ本社の社長や従業員もレースに参加する競技者でもありエンジニアなので、そういう人たちが開発しているプロダクトならなんか信頼できるな、と勝手に思っている。
RAAM(アメリカ大陸横断自転車レース) /約5000km タイムトライアル ワンステージ のスポンサーになったこともあり、長距離レースを想定した背景があってプロダクトが生み出されている。
ワランティについては、一応 国内代理店の方に記載されている。→ROLF PRIMA 限定保証
リム破損などの場合も新品ホイールの何割引きかでリムだけ買うこともできるとか。詳しくは販売店の方にご確認ください。
ステッカーのカスタマイズ
Rolfはホイール専業メーカー&小規模ハンドメイド集団。ステッカーなどのカスタマイズは比較的融通が利く。
デカールやハブのカラーカスタマイズ。via.JSK
自分の注文ホイールは、ベーシックなホワイトカラーのデカールをチョイス。
ただ、デカールの貼る位置は3箇所トライアングルを希望した。上位モデル用の2箇所のデザインはカッコよく思えなかった。
最近のカーボンホイールは、デカールが控えめだけど、カッコいいロゴがデカデカと主張しているのが好み。(カッコよくないロゴは貼られてなくていいけど)
次回はRolfホイールの感想編。
あまり専門的な視点で書けないのでふわっとした内容になると思うし、参考にならないことを予めお伝えしておく。(予防線)
注文をした日は東京オリンピック開幕の7月23日。神田明神で見た青空が夏空らしい夏空だった。