2018年10月20日 リリースされた 360°カメラ 〝Insta360 ONE X〟
新興勢力ながらも、アクションカメラの代表格 GoPro と比較されるくらいその性能に注目が集まってる。(ような気がする)
一通り触って、そのポテンシャルを全然披露できないながらも(←使いこなせないのかよ)、ロードバイクでライドカメラとして使用したらどんな映像になるか、千葉の鴨川周辺からお伝えいたします。
INDEX
試写走動画
海沿いを走る3分ほどの動画。
風切り音が酷く、編集したいけど編集アプリが使えないので、ミュート推奨です。
https://s.insta360.com/p/0e93c69839f901a71627f786ff377bb5?e=true&locale=en_us
撮影モード:4K50fps
動画がプレビューできないって人はリンク先に飛んでください。
縦動画なのかよ、ってツッコミですが、編集アプリが使えれば、Youtubeにアップされているように横フレームにできると思う。
Insta360 ONE X 動画 アドバンテージポイント
GoProと比較されることが多いですが、私はGoPro持っていない。そのほかのアクションカメラも持っていない。ロードバイクでの走行動画初めて。
「お前、レビュアーとしての条件、満たしてねーじゃねーかっ!」というつぶやきが聞こえてきそうですが、そこはスルーして、最新のアクションカメラってこんなんなんだ!という圧倒的ビギナー目線とツッコミどころ満載でお送りします。お手柔らかに。
360°カメラはアングルを気にしないでいい
当たり前といえばそうなんだけど、使い勝手抜群。
全方位全録画されているので、後から見せたいアングルを選べば良い。
ライド中に後方確認などで首を回す動作も多いが、これをしても撮影されてるアングルは影響を受けない。(貼り付けた動画内でも首を捻る動作をしてる)
スティッチの自然さ
360°カメラやVRコンテンツなど全天球映像でポイントになるスティッチ(接ぎ目)の処理。
自然で驚く。単眼がぐるーと回って撮っていれば理解できるけど、常に全方位が撮れていて不自然な節目もない。おっさん世代には強烈な技術革新。
明るくて広角さらに鮮明
言わずもがな購入者、そして全世界のカメラ小僧たちが求めるスペックニーズ。
カメラ口径はF2.0、動画解像度は3〜5K。
最新のiPhoneは使ったことないけど、スマホで普通に撮影してもこの品質水準は撮れないんじゃないかと。えっ、撮れますか、さーせん。
ブレ補正 ─ エアジンバル
ジンバルっていうのは撮影ブレを軽減する機構パーツ、振動をカメラまで到達させない振動吸収サスのことを指します。
2018年10月リリースの GoPro7 ではジンバルなしでブレ補正を行う謎技術(自分はエアジンバルと呼んでいます)の革新により現行モデルより大幅アップ。ブレイクスルーレベルで話題になりましたが、Insta360 ONE Xも ジンバル抜きでジンバル級のブレ補正 をアッピールしており、GoProに負けず劣らずのブレ補正です。(貼り付けた動画では、海の水平線はほぼブレません)
じゃあこれにジンバルを付けたら・・・、そしてさらにジンバル・マシマシ〜とインフレを引き起こしそう (;’Д’)!! (ならねーよ)
豆知識として、初めてジンバルを使用して撮影された映像が、キューブリックのシャイニングといわれています。(ステディカム/スタビライザー/ジンバル)
→調べたら違っとりました。ロッキーの方が先なんだ… wiki:ステディカム
ちなみこの記事のタイトルネタ元は、カッコーの巣の上で One Flew Over the Cuckoo’s Nest をもじってます。ジャック・ニコルソンからの連想繋がりですが、名作タイトルから漂う語呂がいい響きは皆無です。(真似てみたくなるのも名作たる魅力です)
重量 115g + マウント類。これだけでも首の上にあると想像以上に重みを感じる。この高さのアングルが欲しいし360°後ろも撮れる固定位置。
改良要項 ─ ハンディポイント
撮影時間 短し
ざっくりいうと 60分。ウルトラマン20回分です。
撮影モード、SDカードの容量、使用環境で変わります。
ロードバイクでのライドを想定すると、最初に撮影セットしてそのまま全録とはいかないので一手間あります。(バッテリー給電、カード交換など)
不安定&編集が難
まだ1日しか使用していませんが、SDカードの相性問題?で撮影が途切れていました。
またモバイルアプリでの操作を前提で作られている部分もあるので(慣れれば単独でもいけるだろうけど)スマホにコネクトする領域が不安定だとかなり手を煩います。やっと接続してアプリで編集作業してみても、重たい処理にスマホ&タブレットが耐えられていないことが伝わってきます。iPad(2017/5thGen.)でこんなに重たいなら、iPad Proじゃないと厳しいと感じます。
ちなみにPCソフトもあるのですが、自分のMac(os.ver: El Capitan)では、撮影ファイルを開こうとするとソフトが落ちるので使えてません。OSをアップグレードさせるか、ソフト側のアップデートを待つか検討中。兎にも角にも、編集作業はPCソフトウェアが主戦場になることは間違いないです。
NEW
→サポートに問い合わせたところ、MacOS 10.13(HighSierra) からでないとソフトウェアが起動するコードが対応してないそうです。
NEW – 2019.02.02→PC用編集アプリがアップデートされ、Betaが取れました。(Studio for ONE X v3.2.1 )
MacOS X ver.11.11(El Capitan)の環境でもファイルが開けて編集できてます。そしてモバイルアプリと同様にキーフレームを打って任意のアングルに動かせるようになりました。
OSをアップグレードさせてmojaveしたけど、Adobe系の動作不安定にう〜んとなり、El Capitanに戻したところだったので嬉しい対応。謝謝。
参考 Insta360 MobileApp, Cameraファームウェア, 編集STUDIOInsta360 Official Download
購入について
Insta360 という製品について知ったのは、GoPro7リリース時期の10月なので、知識は比較的浅いのですが、
2017年9月:Insta360 ONE リリース
2018年10月:Insta360 ONE X リリース
というスパンで発売されています。
もしロードバイクでの使用を考えているなら、今年のオンシーズンはもう終わりなので、来年の春頃、価格が落ち着いてからでも良い気がします。(アプリ側の安定も期待できますし)
さらに、製品開発が早い会社みたいなので、もしかしたら半年後にも新モデルを発売、もしくはラインナップを増やしてくる可能性も予想できます。1年後にブラッシュアップされた製品がリリースされるのは確実でしょう。→結局リリースされなかった。2020年のオリンピック前にリリースする、にポルナレフの魂全賭けで。
自分は年末にこのカメラで撮影してみたい案件があるので購入に走りましたが、レンタルするという手段もあります。
購入したはいいけど、高性能な最新スマホ、4K動画編集もできるPCスペック、最低64GBのSDカード、と身の回りの装備も充実していないと、Youtubeにアップされているような動画は作れないと感じざるを得ません。
結び ─ 秘められたポテンシャル
今回は Insta360 ONE X の感触を掴むための試写走という目的でした。
正直、このデバイスの潜在能力を十二分に発揮できていない、という所感です。(うん、明らかに使いこなせてない)
なので、このページのライド動画を見て、Insta360 たいしたことねぇー、と時期尚早に評価しないでほしいです。
このブログは対したことないけど、AKB48のことは Insta360 ONE X のことは嫌いにならないでください。
本当にクリエイティブなものをつくれる人は、紙と鉛筆だけで、恐ろしい作品世界をつくります。
このカメラも使う人によっては、今まで見たことない映像体験を創り得るポテンシャルを秘めていると、ビギナーながらも感じます。
というか、自分には実際つくれそうにないのですが、その可能性にワクワクしている、させてくれるプロダクト、というジャンルかもしれません。
もっと尺の長い素材も撮影してあるので、及第点レベルで編集できるようになったらまたアップして、今後のVRコンテンツの可能性ついて、朝まで徹底討論する勢いで綴っているかもしれないです。
以上、ブラウザを通してお送りしました。
「秘めてるわけじゃねーから、お前が使いこなせてないだけだから ──」 潮騒と共に脳内に響いた。
後日、おろしたて写真など開封風景を掲載予定。書きました↓
〝Insta360 ONE X〟 開封&おろしたて写真と購入の顛末【360°カメラ】
►►Information ─ プロモーションビデオなど
オフィシャルサイトやPVを貼っとります↓
Insta360画期的な手ブレ補正を搭載し、スポーツ、旅行、生活撮影、どんな場面でもジンバル抜きでジンバル級手ブレ補正を実現できます。移動しながら撮影した動画を、編集で16倍から1/4倍まで好きなところに好きな再生速度に調整できます。同じ動画でも異なる時間の流れで異なるものを感じられる。
このドリフトショットにワクワクした
「GoPro7」「Sonyアクションカム」とのブレ補正比較。位置が有利だけど。
Insta360 ONE X 実写レビュー!手ブレ補正効果が分かる沢山の作例から最新360度カメラを徹底解説 – RentioPress
2018年10月20日発売された最新360度カメラ「Insta360 ONE X」。 これまでスマートフォンなどのデバイスに直接取り付けることができる360度カメラであり、その簡単な操作性から人気を集めていました。
↑ガジェットレンタル Rentio の最速レビュー