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スマホを買い替えた ─ Google Pixel 3a


前回の投稿 でマイケータイが Jumping Jack Crash をキメてしまったので、デバイスを買い替えた。
新しいスマホは Google Pixel 3a.

雑感とか綴ってみる。

デバイスチェンジ Xperia Z5 コンパクト → Pixel 3a

これまでの機種は、Xperia Z5 compact4.6インチディスプレイ。2016年に購入して、使用期間は38ヶ月。

新しい機種は、Google Pixel 3a 。5.6インチディスプレイ。2019年5月に発売されたモデル。

詳しいスペックなどは他の レビューサイト でサクッと確認してください。

左:割れたXperia  中:Pixel 3a  右:比較用のiPhoneXR


移行作業。白いアダプタは同梱されていたUSB Aオス↔TypeC。

データの移行は、こんな感じでやるんだけど、ここで罠が──

そう、画面の割れたAndoroidはタッチ操作不可になります。
アタァ!と突いてみようとも、ふはは効かぬッ!と愛を失った聖帝サウザーのごとく うんともすんとも操作を受けつけません。(iPhoneはOKなんだけどね)

あと1タップで移行モードになるけど、別の作戦へ。


Andoroidはマウスを繋げるとカーソルが出て操作できる。


WI-FI経由で移行した。3分くらいで終わったような記憶。

マウスをつなげます。これで画面を操作できます。

数年前に友人も画面が割れてマウスで操作してました。テーブルがない場所だとマウスを体にはわせて操作してて、その姿がおかしくて爆笑してましたが、自分も同じ体験をすることになるとは・・・。ぐぬぬ。

移行が完了すれば、今までの電話の履歴やWI-FIパスワード、インストールしてるアプリが再現されます。写真や音楽のメディアデータやアプリ内の設定はコピーされないので、再度設定します。

アプリは最新版がインストールされます。更新されてない旧ver.のアプリの方が使い勝手がいいアプリもあるので、Apk Extractor というアプリを使って、旧機種の apk. を抜いて新機種にインストールします。ラジオ録音 のアプリは必須なのでこれがAndroidを使う一番の理由です。

 

Pixel 3aの雑感

Pixel 3aは、ハイエンドクラスのPixel3の廉価版。お値段は4.8万くらい。ちょうど良いお手頃グレードだった。

結局ハイエンドのPixel3を10万出して買ったとしても、1年ごとに新モデルがリリースされるわけで、それなら毎回ミドルグレードを買い換えるって運用も悪くないと思う。(毎回ミドルクラスが発売されるかわからないけど)

本当に欲しかったのは Sony Xperia1 だったけど、21:9のアスペクト比ディスプレイって持ち辛いからコンパクトモデルが出てほしかった。次のジェネレーションに期待したい。

カメラについて

アウト(背面)カメラのスペックは、

  • 1220万画素
  • f/1.8
  • 視野角76° (35mm換算:27mm)
  • センサーサイズ 1.4μm
  • 光学式手ブレ補正 / 4K30p動画撮影
  • 設定でRAW形式保存も選べる


有機ELディスプレイの利なのか、スマホで見たほうが圧倒的鮮やか。

風景写真を撮ってみて、ほー鮮やか。と思ったけど、写真をPCで見るとイマイチ精彩に欠ける。

Lightroomでいじってみたけど、ほぼ完成されたバランスなのかいじっても逆にバランスが崩れて調整が難しいと感じた。各レビューで好評価を得るPixel3aだけど、自分に刺さるものはあまりなかった。いや交換前のXperiaZ5よりは断然良いし水準は満たしてる。

細部の描写とかLightroomのレタッチを考慮するとミラーレスで撮影する方を自分は選んでしまう。信頼する。

この先スマートフォンのカメラ性能がどんどんアップしていくだろうけど、一眼カメラを構えて撮りたいと思った瞬間にシャッターがきれている、レスポンス感とフィードバックの感触って安心と高揚がある。

 

満開の桜とか、撮り逃したくない瞬間、思い掛けず訪れた光景、写真を撮ることに没頭したいときに、

ズーム操作が簡単 シャッターが素直に切れる 感覚と直結してる

そういう要素はまだ一眼カメラにアドバンテージがあるのかなと思っている。

 

ゲームボーイのポケットカメラ。コマ撮りして遊んでいた。プリクラ全盛期の世紀末。via.wiki

ネットメディアのレビューってカメラに偏っているけど、カメラ性能最前線とは違うベクトルで、コンテンツとしての写真の面白さ・二次加工を求める層も一定数いるよなぁと浮かんだ。

子供の頃にゲームボーイのカセットにカメラがついてる ポケットカメラ で遊んでいた。撮れる絵が高解像度だろうがそうでなかろうが楽しみ方がある。アニメのコンテンツが4K8Kになろうとも子供の頃に見た脳内再生するジブリはいつも鮮やか。

カメラ周りどうこうより、スマホの評価が向き合わなければならないのは、操作性だと改めて思った。
フェンリルSleipnirスレイプニル が操作性を追求するように、細やかな各種の設定とか、操作体系の分類とか、サイドボタンの割り当てとか、地味にロック画面の時計表示の秒数とか・・・etc.

やりたい設定にたどり着くまでどんだけ工程数踏ますんだよ、ってうんざりすることも多い。黎明期は「このシンプルさがサイコー!」と美学の主張で問題をすり替えてたけど、性能水準が成熟して変わり映えしないレベルに達したので、痒いところに手が届くような操作性を煮詰めてほしい。

 


ねこ。実物よりきれいに写って驚いた。

Pixelのカメラ機能ではないけど、Googleフォトのアシスタント機能で自動適用されたスタイル。

老猫ロートルなのでけっこう見すぼらしい感も否めないんだけど、普段は見せないキメ顔が写って驚く。自撮りセルフィーアプリは綺麗に写るように補正機能(不自然盛り)があるけど、もしかしたらネコもキレイに写るようAIによる機械学習が働いたのかと勘ぐってしまう。

ペットを飼ってる人には需要はあるだろうし、アニマル動画は Google(YouTube) の大事な収入源なのだ。

上と同じねこ。にじみ出る年季。マッチングアプリなら詐欺レベル。

 

Googleレンズ ─ 新たなる体験


写真でググる。テキストを認識する。翻訳する。via.Googleレンズ

これまでは言語設定をEnglishに変更すれば使えていたけど、2018年10月 Pixel3 の発売に合わせて日本語でもAndroid、iOSと利用できるようになった。

Pixel3では本体をギュっと握るジェスチャーでGoogleアシスタントが起動 → スワイプ → レンズマークですぐGoogleレンズモードになる。テレビCMでは、「OKグーグル、〇〇を調べて!」と音声検索してるけど、現実では恥ずかしいからできないし実際そこまで使わない。それよりGoogleレンズ、便利です。

 

 

おサイフケータイ ─ 決済業者の乱立

おサイフケータイを装備しているのは必須条件。

海外モデルを含めると多種多様なスマートフォンがあるけど、日本独自のおサイフケータイ(FeliCa)対応端末となるとけっこう限られる。FeliCaつまりSuicaなど交通系icが使える端末だ。

2019年7月、おサイフケータイが15周年 を迎えたようだ。

自分がおサイフケータイの機能を使いだしたのは2009年頃からで、その頃は電車に乗ること、駅ナカのキオスクや自販機くらいしか利用できなかったけど、2011年3月からコンビニで使えるようなったことで利便性が高まり欠かせないものになった。

フィーチャーフォン全盛期ではおサイフケータイ機能が標準装備されていたけど、スマートフォン過渡期ではなかなかiPhoneが採用しないことで、モデル発表のたびに今回もApple見送りかよ、ってやきもきしていた。simカードに搭載されるとかそんな話題もあったけど、iPhone5あたりで採用しててほしかった。

今や FeliCa v.s. QRコード のライバル構図になってしまい、提供元はユーザー獲得に躍起で、ユーザーは決済方法の乱立ごちゃ混ぜ特盛還元に振り回されている。

個人的にSuica開発時の仕様要求「1分間に最大60人が改札を通過」「反応時間は200ミリ秒以下」を満たしているFeliCa系に残ってほしいけど、導入コスト・ランニングコストの問題もあるので、QRコード系のメリットもあることは確か。

間接的にストレスがかかるのはレジのスタッフさんのようにも思う。

「〇〇PAYで、お願いします」
「えっ、なんですか?」
「あ、じゃあSuicaで」
「かしこまり」 
ってことも何回かある。

レジにデバイスやカードを置いて、セルフで決済方法選んでくださいって方がスムース。

 

参考 QRかICカードか? 交通系チケットシステムを巡る世界の最新事情ITmedia

 

 

Androidに期待(している)

instant Apps

instant Apps は2016年に発表されたGoogleのサービス。アプリありき/アプリ依存の利用環境から、アプリをインストールしなくてもAndroidがエミュレートして使用できるようにしまっせ、っていう現在のPCブラウザ上でいろいろなツールを利用できるのと同じようなサービス。

次の時代はコレだ、と思いきや全然手元に来ない。あと5年もすれば標準になって浸透するか・・・。

Call Screen

Pixelシリーズはじめsimフリー端末って 留守電機能がない ことを知った。国内発売機種なら「伝言メモ」ってアプリで留守電設定できたけど、地味に不便を感じる。(外部アプリとの連携でなんとか設定できるけどけっこう手間)

そんなときGoogleさんがアナウンスしたのが Call Screen.

「電話に出れない本人に代わってAIアシスタントが、内容聞いてテキストに起こしてくれる」というサービス。アメリカの一部では提供しているけど、日本で利用できるのはどのくらいなのか。

参考 Google、AIが電話の用件を訊く機能Call Screen発表。迷惑電話撃退、新スマホPixel 3から提供Engadget 日本版
追記
2021年6月から日本でも Call Screen(通話スクリーニング) のサービスが開始された。
自分のデバイスだとまだ項目が表示されないけど・・・。でも体験記事を読むと自動応答しないようで、着信時 画面をタップしてスクリーニングに誘導するみたい。
自動通話スクリーニングを設定する icon-external-link 

 

SMS(text message)とMMS

これは日本の3大キャリアに原因があるけど、SMSの使い勝手を良くしてほしい。

2010年くらいにキャリア間の壁がなくなって相互送受信が可能になったけど、テキストしか送れない、文字制限があるなど、早くMMS(マルチメディアメッセージ)を標準にできないものか。+Message というアプリを出すも3大キャリア間のみだし、キャリア依存しないGoogleさん謹製の RCS(Rich Communication Service) が待たれる。けどApple側がRCS対応しないと、結局いつまでもテキストonlyのSMSから抜け出せなさそう。

海外のSMSの活用例で、サポートに電話するのではなく、事前にSMSを送っておいてコールセンターの方から電話をくれるサービスがあるらしい。また先日クレジットカードが不正利用されてしまったのだけど、カード会社は留守電と併せてSMSでも内容を送ってきてくれた。

ただ、電話番号で識別するので、番号が変わったり、他人が使っていた番号が違う人に割り当てられることもあるためソコがネックだけど。

参考 2019年9月10日からSMSで他キャリアに全角670文字まで送信可能にITmedia Mobile 参考 SMSで送信元を偽装したメッセージを送るAkaki I/O

文字入力

キーボードが生まれる以前のタイプライター時代から採用されているQWERTY配列。

日本語という言語が特殊な影響もあるけど、なんかそろそろ画期的な入力方法が出てきてほしい。未だにスマホのフリック入力に慣れることができない。

どんな入力方法になるかはイメージできないけど、なんか、こう、すんごく簡単でお年寄りにもやさしくて、思考のスピードを妨げないようなセンセーショナルなやつ(他力本願)

 

おわりに

ごちゃごちゃ書いてきたけど、最後の決めてになったのは made in Google.

Androidの新機能がいち早く提供されて試すことができるのがポイントだ。Google純正でないデバイスだとアップデートに半年待ったりするし・・・。

 

「いや、そこ Appleのデバイスなら当たり前のことですから」とツッコミが入りそうだけど。

 


らいどん

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らいどん
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