Categories: ウェア

SPECIALIZED スペシャ〝GRAIL〟グローブ ─ 見た目・質感・使い心地


シンプル&シック──
真っ白いグローブと真っ白いシューズのサイクリストスタイルに憧れて、毎年リリースされる自転車アイテムのカラーチェンジには目を光らせています。

そんな条件にマッチして購入した スペシャのグローブ 〝GRAIL〟

2年間使った上での所感をご紹介。

 

おろしたて写真 ─ まぶい白さ

SPECIALIZED Body Geometry 〝GRAIL〟 Gloves


着用した雰囲気。

左:約2年間使用後 右:新品

写真の露出が飛んでるかのような白さ!(実際、露出オーバーになっていたけど)

このタイプ GRAILモデル は、2016年にリリースされたと思う。
白いグローブは数あれど「ダサいラインがなっぜそこに? シンプルでいいのに・・・。」と思う商品も多く、シンプルでシックなグローブにはあまり出会えない中、条件に見合い購入。

新品おろしたての商品を見て、うわっ・・・、私のグローブ白すぎっ・・・? ってなりました。小学生のときにおろしたてのジャガー(シグマ)の運動靴が周りと比べて異様に白くてなんか恥ずかしかったときと同じ心境。

余談ですが、
子供時代に白い運動靴ばかり履いていることがトラウマになって、カジュアルファッションで白いシューズを勧められても抵抗ある人もいる、と耳にしたことあります。確かに白いアイテムって子供が身に付けがちな先入観もあります。自分の中で出来上がってるローディルックは「白いグローブと白いシューズ」のイメージ。(当人に似合ってるかどうかは置いといて)
昨今、蛍光イエローが溢れ過ぎて、そちらにの方に反動で拒否反応がでてしまう始末ですが・・・。

ロングフィンガー(フルフィンガー) タイプ


SPECIALIZED Body Geometry 〝GRAIL〟 Gloves ─ LONG モデル  Col:Stone

2018年にリリースされた モデルチェンジされたGRAILシリーズ のフルフィンガータイプ。

上画像のモデルは旧型となり、生地や手首周りが改良された。
旧型と比べると生地の具合は薄くストレッチ性が高くなった。たぶんプリントしたとき色が乗りやすい生地なんだろう。個人的には旧型の質感が好み。

手首周りは、旧型は着脱の際にステッチがはじけることもあり(縫って補強してた)新仕様のほうが耐久性が高そう。指先のスマホ用のタッチ部分は、旧型は箔を付けたよう素材で使っていくうちにボロボロ取れてしまったらしいので、縫い糸でミシンを掛けてあるこっちのほうがグッド。

スマホの反応具合は自分の場合、差し障りなく反応してくれます。スマホ画面の感度や所有者の電気属性などが影響するので一概には評価できないけど。

 

機能性 ─ クッション、ディテールなど


左:2年使い倒したもの。 右:新品。

通常クッションは指関節などハンドルとの接地面に設けることが多いが、このモデルは手の平のくぼみ部分にパッドを付けることで、手の平が均一な面となり血流が妨げられない、というコンセプトのグローブ。スペシャくらいにしか見受けられないタイプ。

感触としては、ショック吸収が悪いと感じることはない。
ロードバイクで走ってるときの手のポジションって、握らないで軽く添えてることが多いと思う。そういうとき、このパッドの部分がハンドルと接地しているので、少しはロードノイズを緩和していると思う。ただブラケットの握り込みは厚みが増すので扱いにくく感じる一面も。これもタイヤやらフレーム、バーテープとかの影響も含まれるので一概には評価できない。

通常のアスファルトを走ってるときと白線上を走ったときを比べると、明らかにロードノイズが違くなるでしょ。そんな劇的な効果はない。
TIMEのAKTIVフォークだと、それくらいのノイズ軽減があると読んで、本当かどうか試してみたい。

 

2018モデル(新型)と2016年モデル(旧型)の内部の様子。

新型はゲルパッドが接着になったようです。旧型はステッチ止めだったので、新型のほうがフィット感向上のアップデート。(ステッチするとその部分は硬さがでるので)旧型でも然程気にならないけど細かな配慮。

袖口部分は先にも書いたように、新型の仕様の方がストレス少ないです。最初に手を入れるときは、うわ、キツって感じますが、1,2回洗うとこなれてきて丁度いい具合になりました。2年前、Mサイズを選んだのですが、最初はキツめでも馴染み分を考慮するとSサイズの方が適正サイズだったので、買い増しはSサイズにしました。

手の平側の素材は合成皮革。すべりやすい感じではない。Not Slip.


指側面はメッシュ素材、親指側は汗拭きを想定しMicrowipe™ 製の生地を採用。

この側面のメッシュは汗が籠もりやすいフルフィンガータイプのグローブだと嬉しいポイント。ただ手の甲側の生地との接《は》ぎ目が頼りなさげ。実際ショップで選んでいたときも一部分縫製が裂けてた商品があって、店員さんに教えてあげました。耐久性はちょっと心配。

汗拭き部分はパイル地ではないので、吸収性は求めるほど汗を吸ってはくれない。

新型モデルは ホワイトカラー がリリースされていないので、来シーズンにカラバリが増えるのか、それとも旧型も並行販売されるのか。はたまたホワイトが消えてしまうのか。(2018年秋時点)

 

そのほかのグローブ

GRAILシリーズ以外に使ったことがある2種類を紹介。

海外通販で1000円だったので購入した GIRO のグローブ。
自分のバイクのハンドルがエアロタイプなので、上ハンの部分にはバーテープを巻いてないんだけど、このグローブだとめちゃくちゃ滑るのであまり使わなくなってしまった。手首をマジックテープで留めるのもマイナスポイント。

 

SEALSKINZシールスキンズ の冬用グローブ。
サイクルモードに行った際に、このグローブ 水槽に入れても、ほら〜 中まで濡れないんですよ!」 というデモンストレーションに、うわっ!すごい!
と慄いて、なんか聞いたことない海外ブランドだけど、冬山登山するアルピニストにはマストなアイテム、と勝手思い込んでいた。

インナーグローブの機能性も併せ持ち、インナーグローブ必要なし!のような宣伝だったと思うけど、冬用グローブってインナーグローブを併用した方が間違いなく効果的だと思う。ファイントラックのとか。海外通販で国内よりだいぶ安かったので購入。冬用グローブとしての機能性に落ち度はないんだけど、至極快適!とまではいかない。スマホタッチはほぼ反応しない。あと手首のマジックテープはほんとない方がいい。(2回目)

 

グローブについて気をつけること

手首のマジックテープ

お店のスタッフさんにも助言されたが、マジックテープはない方が好ましい。
洗濯時にほかのウェアにダメージを与える原因になるので、隔離して洗わないといけない。グローブ単体でも手の甲の生地に自分自身でダメージ加工してしまう。着脱の際もマジックテープを留めるアクションがだんだん面倒くさくなってくる。メリットを見出だせない手首のマジックテープ・・・。

白さを保つために

色移りを避ける。これに尽きる。
ウェア関係は基本手洗いだけど、「水に付けといて後で洗おうとして忘れる → 翌日思い出して一晩水に浸かったことで色移り」することを経験した。(ソックスの白いロゴとか)

なので、白物は先に洗うこと。これ必須。そしてウォッシュクリーナーは アソスの水色 ので洗う(色落ちを防いでくれる)
これができる限りの対策だと思う。


ASSOS(アソス) “ACTIVE WEAR CLEANSER” 日本にはない香り。海外通販の方が安いので1L買いのストックが溜まる。

中指と薬指のアレの用途

ハーフフィンガー(指切り) グローブに付いている指の付け根のループ部分。
当初は滑り止めか何か?と思っていましたが、Raphaのグローブの商品説明を見ていたら理由を知りました。


中指と薬指のループ。ここに指を引っ掛けて着脱しやすくしてる。

上の画像のようにループに指を引っ掛けて、着脱しやすくするギミックだそうです。な〜る〜。


らいどん

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