11月は自転車イベント強化月間。
これからロードバイクやMTB、eバイクを購入しようと思っているのなら、これらのイベント参加で試乗車など自転車プロダクトに触れられる絶好のチャンス。
今回は、がっつり試乗できる裏サイクルモードのポテンシャルを秘めている「セオフェス」についてご紹介。
できるかい、笑顔 行けるかい、セオフェス ──
INDEX
10月下旬 ── さいたまクリテリウム
10月最終週の土日に開催される “さいたまクリテリウム”
「ツールドフランス 第22ステージ」と謳われるようにワールドチームの選手を見れる国内でも随一のエンタメショーレースイベント。
ただレースコンテンツはエンタメトップレベルだけど、自転車製品を体験できる/触れられる視点で評すると、人が多すぎるし、試乗コースも短い。
参考 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムオフィシャルサイト
11月初旬 ── サイクルモード
11月の初週、文化の日前後に開催されるのが “サイクルモード”
国内で一番規模が大きい自転車の合同展覧会。「ここまで規模が大きい自転車に特化した展示会ができてるなんて奇跡」とどっかの誰かは囁く。
近年は高い出展費用とそれに見合ったリターンがないのか参加しない有名メーカーもちらほら。人が多く試乗までに時間がかかる。でもサイクルモードくらいでしか実物に触れない/試せないといった製品もあるので、気軽に行ける距離に住んでるなら良い機会。
参考 サイクルモードオフィシャルサイト
11月中旬 ── Y’sロード主催イベント
以前は12月の初週に埼玉の彩湖周辺で行っていたワイズカップが、2019年からリニューアル。
神奈川県 JR相模原駅至近にある在日米軍の補給施設で “さがみはらサイクルフェスティバル” としてイベントを行うようです。彩湖でのイベントは出店メーカーもセオフェスと遜色ないレベルだったけど、今回は試乗車とか出るのか不明。
参考 ワイズカップが一新!FRAME
11月下旬 ── セオサイクル主催イベント
11月23日 勤労感謝の日前後、千葉県 袖ヶ浦 フォレストサーキットで行われる “セオフェス”
サーキットを貸し切って行うため、試乗車でサーキットコースを走ることも可能(※指定時間内)サイクルモードで消化不良だった方は是非こちらで発散してください。
参考 セオフェスオフィシャルサイト
──以上ざっくり説明。
ここからはセオフェスの様子を振り返っていきます。
会場となる 袖ヶ浦 フォレスト・レースウェイ icon-location-arrow
袖ヶ浦と聞くと東京湾の方をイメージすることが多いと思いますが、フォレストサーキットはだいぶ内陸です。ざっくり千葉の真ん中あたり。
そもそもサーキットって爆音のエキゾーストとか響くので、民家が密集しているところは騒音問題になります。なので僻地と思ってください。近くにコンビニとか駅とかないです。
会場から100km以上離れてて自走がきっびしいサイクリストや車を持っていない人は、アクセスが困難です。まれにシャトルバスみたいなものシークレットで出ていることもあるらしいのですが、まずこのアクセス問題をクリアしてください。→会場へのアクセスについて
──クリアできましたか?
Congratulations! これでセオフェスへの入場資格を得ることができました。
イベント会場への入場や駐車料金は無料です。さぁ思う存分楽しみましょう。
ざっくり どんなコンテンツがあるかというと、
地元では全然見かけないローディの多さ。みんなどこ走ってんの?
なんといっても、待ち時間なくビュンビュン試乗できることがセオフェスの良いとこ。
常設の試乗コースは少し窮屈だけど、2017年からは指定時間内ならサーキット走行もOKになって、より長く乗り味を試せます。
1周2.4km サーキットでの試乗もOK。人気モデルには人が集まるので独占しないで譲り合い大事。
参考 【 展示・試乗メーカー 一覧 】セオフェス オフィシャルサイト
「セオフェスのページ見たけど、日本代理店名とか書かれても何のメーカーが出展されるかわからないですから。」というツッコミのために主要バイクメーカーをピックアップ。
↑この近況ブログに試乗モデルのラインナップの記載があったりなかったりなので確かめるか、セオサイクルに問い合わせるのが一番です。希望するモデルがあるなら事前に問い合わせて用意してもらうのもナイスな作戦。(代理店が用意してくれるか知らんけど)
各所で速い!と評判だったスペシャ”VENGE” 常設コースだとよくわからんかった
BASSO “ディアマンテ” |扱いやすく好み。ジオメトリが自分にマッチしているから? 初年度のホワイトカラーは良かった。
飽きるほど試乗車できるけど次第に気付くのは、「モデルごとの違い、わからん」という自分の無能さ。
そりゃ何十万もする買い物をするので、必死に乗り比べますよ。けど、「んんっ? んー、 ん! ん、ん。。。」という言語にできないもどかしさ。
このバイクは雑誌やWeb記事で読んだインプレの言う通りなのだろうか? オレが感じ取れないだけなのか、インプレ書いてる奴らがそれっぽい文章で取り繕ってるだけなのか。
「踏めばキビキビ走るもんで気付いたら足が売り切れちゃいました──」
意見が一致するのはそれくらいで、タイヤやホイールの影響もあるし、素人が評価するのはまず無理。
「見た目と値段で選んだらいいよ」試乗するたびにこの言葉に落ち着いてる気がする。
この黄色がお馴染み「 MAVICブース」ホイール貸出やシューズ フィッティングできます。
こういう機会でしかホイールを試せないのでこぞって試す。マビックブースの人に「なんならMAVICカーと一緒に撮ってくれば」という言葉に促されてフレンチアベックなショット。COSMICロゴがカッコよくて今のホイールを選んだこともあるので、昨今のデカールなしの流れは残念。
コスミックの美味しいところを操れる脚力は自分には無いのがわかったので、買うならキリシウム。デカールなければ見た目どっちも変わらんでしょ。
selle SMP はテストサドルを取り揃えていた
試乗車に乗ったときに気にかけておきたいのが サドル のこと。
生涯のパートナーを見つけるのは難しいかもしれないけど、合う傾向のサドルはだいたい絞れると思うので、この機会にどんどんテストしましょう。
ワコーズによる洗車ブース。(※人数制限あり) via.wako’s
ワコーズによる無料の洗車サービス。
手慣れた手付きで洗車をこなしていく姿を自由に見学できるので、洗車をしたことない人は目に焼き付けて手順を覚えよう。なんとなく難しい、抵抗あるって先入観を抱いていた人は「意外と簡単なんだな」と思うはず。
自分は サイクルフリーダム というショップで洗車を教えてもらって、ワコーズのシャンプーを使って洗車をしてる。近々 洗車方法の記事を書きたいと思っているので参考にしてもらえれば。
ちなみにセオフェスの洗車サービスは、受付方法が先着順とか何時までとかその年によって変わるので、アナウンスをチェックしてください。
参考 WAKO’Sケミカル・ニュートラルサービスセオフェス ブログ
↑洗車の手順、書きました
「サイクルモードで試乗するぞー」って意気込んで行ってみたら、「えっこんなに待ち時間長いの?もう受付終了?きっびしー」ってなるじゃないですか。
「よーし、おじさんスペシャのいいヤツ買っちゃうぞー。えっサイクルモード出展してないの?ショックー」ってなるじゃないですか。
そこで セオフェス ですよ!
自分も初めてロードバイクの購入を検討していたときは、セオフェスの太っ腹さに衝撃を受けました。
本当に飽きるほど試乗できて、ブースの人に 「またコイツ来たよ」 「熱心なお客さんだな」と思われていたことでしょう。それに代理店の人も 時間を持て余してて じっくり話すゆとりもあって、参考になる情報も教えてくれて相談事にもヒントをくれます。
お客さんが来なさ過ぎても、逆に増え過ぎちゃっても困るのですが、今のところ良いバランスで開催されています。
サイクル雑誌をめくっていると突然飛び込んでくる「できるかい 笑顔」のキャッチフレーズとちょっとドヤ顔に慣れてなさそうなスタッフさん。
セオフェスに来ると気付かされます。
「できるかな?」じゃねぇ、「楽しくて笑顔になっちゃう」んだよ、と。
そんなサイクルパラダイスのイベントを開催してくれてるセオサイクルさんに感謝を伝えたく、今後ともおひとつ よろしくどうぞ。
それと儲かるかわからないけど、千葉の南のエリアにお店をオープンしてみる気はないか
できるかい 新 店 舗 ? (できねーよ)
会場アクセス
オフィシャルサイト
セオサイクルフェスティバル 日本最大規模の自転車の祭典 【展示・試乗メーカー】 アキボウ/ 東商会/ インターマックス/ エムティーシー/ エムプランニング /カワシマサイクルサプライ/ クロップス/ グローブライド/ サイクルヨーロッパジャパン/ 塩野自転車/ ジャイアント/ ジョブインターナショナル/ スコットジャパン/ スペシャライズド・ジャパン/ 大日産業/ 武田産業/ 東京サンエス/ トレックジャパン/日直商会/ パナソニック サイクルテック/ フタバ商店/ ブリヂストンサイクル/ ホダカ/ ミズタニ自転車/ ミヤタサイクル/ ヤマハ発動機/ ユーロスポーツインテグレーション/ ライトウェイプロダクジャパン
セオフェス ─ ブログ 出展メーカーのアナウンス
シクロワイアードのイベントレポート
試乗会で大満喫 晩秋の袖ヶ浦で笑顔が弾けたセオフェス2018 – イベントレポート
11月23日(金)、首都圏を中心に自転車屋を展開するセオサイクルが主催するホビーレース大会の「セオフェス」が開催された。普段はお仕事に学業に勤しむホビーレーサーが、エンデューロと個人ロードレース、50社以上が出展するメーカーブースを思う存分に楽しんだ。